2022/01/01
本年も、どうぞ宜しくお願い致します。
近年まれに視ぬ、雲一つない初日の出でした。
きっと、良い年になること
初日の出を拝まれた方々の誰もが感じられたことでしょう!
湘南発祥の地と言われる
西湘沿岸地域の中でも
ウッドストック展示場のある
二宮海岸(俗称。正式名は梅沢海岸。)の初日の出は
山や陸地から昇るのではなく
水平線から昇る初日の出が拝めるので
「湘南随一の日の出スポット」
と言われています。
以前から
ホント?
と思っていたので
ウッドストック展示場目前の
二宮海岸での初日の出を検証してみました。
手始めに
アプリを使って日の出の方角を調べました。
※赤い線が「日の出」「日の入り」の
角度を指しています。
手前の三浦半島には被らずに
房総半島の先端をまたぐ先に
初日の出が見えるようですね。
なるほど
平塚や藤沢・茅ヶ崎方面では、房総半島だけではなく
手前の三浦半島までもが日の出の陰になってしまうのですね。
地図を拡大し
房総半島の山や丘陵地など
標高の影響度合を見てみました。
驚いたのは
※先程のアプリの図を拡大してみました。
ななんと。
房州アルプスなどの標高400m級の山地を避けているだけではなく
平地を狙ったかのような方位ではありませんか!
こうなると
探求心からくるワクワク感が止まらなくなってしまい
余計なことまで考えてしまいます。
しばらくお付き合いください・・・。(゜_゜>)
初日の出方位線上(はつひのでほういせんじょう)で
標高が高そうな場所を探り
その影響度合を確認します。
地図アプリ上に初日の出方位線を引き
線に沿って標高が高そうな場所を確認して行きます。
地味な作業です。
※赤丸の辺りの初日の出方位線を探りました。
探れました。
※赤丸の範囲に標高80m級の山があることが判明。
標高が一番高い所で79m。
距離は71.5㎞でした。
要するに
底辺が71,500mで
高さが79mの三角形の斜辺に
どれだけの角度があるのか?!
ということなので
縮尺図を作って確認してみました。(^^)ニヤッ
・・・が
※▽の下先端が指しているのが標高80m付近です。
・・・。(^^;)アラ?
図を作って確認する甲斐がないほど
水平線にしか見えませんね( ̄▽ ̄)
ちなみに。
展示場の西北西方向、約50㎞先にある
富士山の標高と距離を現すと
このような感じになります。
( ̄ー ̄)ナルホド
本題に戻ります(^^;)
角度を出します。
「三角関数」ですっ!(・ω・)ノ
距離71.5kmに対して標高80mを
θ=tan⁻¹ b/a
c=√a²+b²=a/cos θ
を使って・・・。(;´・ω・)アッテルカナ?
で。
斜距離cと角度θを計算します・・・。
三角形の定理
⑴ cosθ=a/c, sinθ=b/c, tanθ=b/a
⑵ a²+b²=ⅽ²
なので
斜距離c=(71.5)²+(0.08)²=√ⅽ²
c=√5112.2564
c=71.5000447552
71,504.4753844m=71㎞504m47㎝5.3844㎜
角度θ=0.08 / 71.5 ×57.3(1ラジアン)\(^^;)ナツカシー
角度 θ=0.064107139136971度
勾配=0.111888111%
となります。
つまり。
ほぼ水平。
( ̄▽ ̄;)
肉眼では水平線にしか見えないのです。
「湘南随一の初日の出」
と言われる二宮海岸からの初日の出は
方位角と距離の立地関係が絶妙な
マジカル日の出なんですねぇ。
( ̄▽ ̄;)ふぅ~
横浜 6:50。
事前に調べていた日の出開始時刻です。
やはり二宮海岸では
横浜よりも少し早い様で
危うく地平線から
ニョキっ
と姿を現す瞬間を見逃すところでしたが
しっかりと拝むことが出来ました。
シャー~~~\((゜_゜>( ̄д ̄)`ー´)ノ~~~シャー
ムビョーソクサイッ!カナイアンゼンッ!コーツーアンゼンッ!ショーバイハンジョー!
展示場バルコニーから一望できる海岸線。
見渡すと
すごい人の数でした。
唯一撮っていた写真です。
大磯から小田原まで
見える範囲だけで
数百人から千単位の大勢が
初日の出を拝まれていました。
今年は
特別な思いを持った方々が多いのだ
と感じました。
皆様におかれましても
本年がすばらしい年になりますよう
心より祈念いたしております。
元旦
日の出の写真を
スマホの画面に設定しておくことで
良いことが起こるそうです。
ウソかホントか・・・。
先ずは
お試しください。( ̄▽ ̄;)